インターネット上の掲示板に名誉棄損的な書き込みがなされたので、その削除請求と刑事告訴を行った事案

1 事案の概要

某インターネット掲示板に、依頼者を誹謗中傷する書き込みがなされていた。

依頼者はこれに耐えられず、弁護士に相談した。

2 解決までの経緯

弁護士は、当該インターネット掲示板の運営会社に対して、依頼者を誹謗中傷する書き込みの削除請求(送信防止措置請求)を行い、当該書き込みを削除してもらった。ところが、その後も書き込みが続いたので、警察に対して、被告訴人不詳のまま名誉棄損で刑事告訴を行った。

その結果、書き込みをしていた者が判明し、厳重注意を受け、書き込みが止まるに至った。

 

3 弁護士の目

インターネット掲示板に誹謗中傷の書き込みがなされるケースは非常に多いです。

誹謗中傷する書き込みを発見した場合、法的に採り得る措置として、本件で行った削除請求(送信防止措置請求)や書き込んだ者を特定する発信者情報開示請求を行い、書き込んだ者に対して名誉棄損を理由として損害賠償請求をする方法があります。

しかし、実際、後者の方法は手続が大変で、費用も高額となります。本件でも、依頼者の資力の関係で、後者の方法を採ることはできませんでした。

そこで、もう1つの方法として、警察への刑事告訴という方法が検討されます。警察の捜査能力は高く、民事で発信者情報開示を行うよりもスムーズに発信者が特定されることが多いです。

もっとも、警察への刑事告訴に当たっては、ある程度、依頼者側で証拠を整理し、法的に構成した告訴状を作成する必要があるので、まずは、弁護士に相談することをお勧めします。


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