不動産問題に関するQ&Aを追加しました。

不動産問題に関するQ&A

ご相談時に寄せられるお客様からの様々なご質問に、弁護士が回答します。
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不動産と債務整理~住宅を守る方法~

 

昨今の不況の中で,当初予定していた収入が確保できなくなったり,不意の出費が重なったりして,返済計画通りに支払えなくなりました。住宅ローン以外を支払うため,別口で借入れを繰り返し,ついには年収の3分の1を超える借入れの制限のため貸付けを受けることができなくなり,資金繰りができなくなったのです。妻も子供もいますし,住宅をどうしても守りたいと考えているのですが,どのような方法がとれるでしょうか。

 

回答

 
住宅ローンの債権者は通常住宅に抵当権を設定していますから,支払えなくなったら抵当権を実行し住宅が競売にかけられます。住宅ローンを回収するために抵当権が設定されていたのですから,いざというときに抵当権実行(ないしそれに準ずる任意売却)に至るのは当然の流れだと考えてよいでしょう。

 

一方,住宅は生活の基盤であり,それを失いたくないという住宅ローン債務者の保護も図る必要があります。そこで①住宅ローンだけは特別扱いして通常通り支払い続け,②それ以外の債務については概ね8割程度カットしてもらい,残額を3~5年の間に支払いきるという①と②を主たる内容とする計画を作り,それに基づき支払っていくという方法をとることが法律上可能です。
 
具体的には住宅資金特別条項を利用した個人再生手続をとることになるでしょう。住宅資金特別条項が使えるかどうかは,いくつか乗り越えるべきハードルがあるのですが,詳細については弁護士にご相談されることが近道ですのでご相談されてはいかがでしょう。
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